Simple and Clean

このブログは、いわゆるドメな日本人がMBAトップスクールに入るためにはどうすべきか、 という観点にフォーカスしており、私の経験/集めた情報をまとめたものです

MBA受験6(カウンセラー)

MBA 受験において自分にフィットしたカウンセラーを見つけるのは非常に重要なので、なるべく早い段階からいろいろなカウンセラーにコンタクトすることをおすすめします。

 

カウンセラーの役割は様々かと思いますが、メインはやはりエッセイ/推薦状作成とインタビュー対策のサポートだと思います。エッセイを書き始める前に具体的に何をすべきか、エッセイには何を盛り込むべきか、キャリアゴールの合理性/妥当性、自分が気付いていない自身の差別化要因は何か(内面的な部分で)、各学校の特色に合わせてどういった内容をアピールするべきか、エッセイと推薦状とをどう書き分けるか(アピールポイントが被らないように)、過去のインタビュー質問(過去の受験生からの情報提供)、1stラウンドの合格者の状況、エッセイの英文修正等、このメインのパートだけでも非常にたくさんのサポートを受けられます。

また普段からカウンセラーと英語でコミュニケートすることは、地味にインタビュー対策にもつながっている気がします。

 

カウンセラーのスタイルや性格も色々だと思いますが、相手からのアプローチを待たず、自ら積極的に質問や依頼をしていくとより効果的だと思います(時給が非常に高いので、より効率よく使うべき)。

 

私はたくさんいるカウンセラーの中で、過去に自社の社費生を担当したことがあるカウンセラーを中心にコンタクトしました。私は4 月頃に下記のカウンセラーと会い、最終的にメインカウンセラーをJessica King、サブをEd Lee にしました。

 

  • Jessica King

ハーバード卒業の女性で、HBS のモックインタビューでもともと非常に有名(近年のHBS合格者のほとんどが利用した様子)。メインカウンセラーとしての生徒数を絞っていることによるコミット、自分の意見を押し付けず生徒から引き出そうとする姿勢、正直にダメなときは辛辣なコメントをくれる(Deadly boringとか)、自分では弱いと思っていたエピソードをピカピカにするセンスの高さ、五反田在住で家から近い等の理由でJessica をリテイン。IB のMA バッググラウンドという典型パターンだったのでいかに差別化するかを一緒に考えてくれるのは非常に助かった。特に私の代は実績が良く、私の知る限り、メインカウンセラーとしてWharton、LBS(2 人)、Kellogg に合格者を出している(もちろんインタビュー対策含めれば相当多くなる)。とてもお勧め。

 

  • Ed Lee

以前にHBS のほとんどがEd のクライアントであったことから人気が急騰し、非常に数多くのクライアントを抱えているカウンセラー。気性は非常に穏やかであまり厳しいことを言わないという印象。商社の人はEd が大好きというイメージ。生徒数が多すぎて時間が割けなくなることを危惧し、Ed はサブとして情報収集を目的にリテイン(実際、今年は生徒数を取りすぎたとEd 本人も後悔していた)。モックインタビューはお願いした。

 

  • Adam Markus

Adam は非常に日本人のアプリカント状況に詳しくクオリティも高いが、私の時は彼がINSEAD のEMBA に通いながらのカウンセリングになるとのことだったので、片手間になることを恐れた。コストは他のカウンセラーと比べても高めの印象。日本にいないためFace to Face のセッションができない点も私にとってはマイナス。現在はもうEMBA も卒業しているので、非常にお勧めするカウンセラー。実績も抜群。リテイン時に高TOEFL/GMAT を求められる可能性あり(100/680)。モックインタビューはお願いした。

 

  • Vince Ricci

有名なカウンセラーの一人。非常に頭が切れると有名でLBS 好きだと聞いたが、ムラッ気がありやる気のある時とないときの差が激しいとの噂から避けた。日本以外にもクライアントを持っており、海外のアプリカントとの比較が可能。現在はAgos に所属。リテイン時に高TOEFL/GMAT を求められる可能性あり。モックインタビューはお願いした。

 

  • Warren Devalier

Devalier は非常に古くから日本でMBA カウンセラーとして働いており、実績はかなり豊富。ただかなりのお爺ちゃんで自身のコメントをアプリカントに強要するスタイルなので、フィットしない人はやめた方が無難(こういう風に書け!というスタンス)。以前、Devalier からVince に途中でカウンセラーを変えた人がいたが、Vince がDevalier のエッセイに対しひどすぎてこれでは受かるはずがないと豪語したという噂もあり、スタイルもあわないのでやめておいた。ただ一方でDevalierを絶賛する人もいて、かなり印象がばらけるイメージ。

 

  • John Couke

TOEFL スピーキング予備校のE4TG にも所属しているカウンセラー。スコアのリクワイアメントがないこともあってか、実績は他のカウンセラーに比べると劣後する印象。モックインタビューはお願いした。

 

  • Steve Green

JessicaもAdamも非常にお勧めするモックインタビュー向けのカウンセラー。事前にアプリカントのアプリケーションも読み込み、かなりクオリティの高いモックができる。インタビュー対策で非常におすすめ。

 

  • Matthew Aldridge

奈良県在住のカウンセラー。濱口塾と協業しているが、Matthew 単独でのリテインももちろん可能。モックインタビューにおけるコストが非常に安価で有名。インタビューの戦略含めて、数多くのセッションをお願いした。凄まじい人格者。インタビュー対策時にはおすすめ。

 

 

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